2017-07-07

雨のない昼

窓の外は炎天下のようにみえる。仕事のメールを何本か書き終えてから、ニュースを眺める。九州北部の豪雨の被害が大変なことになっているようだ。最近はなぜか九州地方の知己が増えてしまったせいか心配している。家財道具を失ったり怪我をしていないだろうか。夏場とはいえ雨に濡れたまま体を冷やすと経験上体調をひどく壊しやすいのでなるべく衣類を乾燥させた場で過ごしてほしいと思う。実際に被害に合われた方にはこころからお悔やみ申し上げる。つらいことは自分だけのものなので誰とも共有できないが、つまらないブログでも読む時間をつくってご笑覧いただければ幸いだ。

最近の出来事としては、夏本番に合わせて、ここ三年の集大成ともいえる作品「ワイルドハント」(仮題)の仕上げに入った。といっても第三者にとっておもしろいかどうかはわからないし評価されるかどうかもわからない。わからないがそれなりの確信を持つことができる水準には到達したと考えており、これをはやく世に問いたいと思っているが、その前にもやることがたくさんある。いずれにせよ、Tumblrからここを読みに来ている読者や、古い読者のために書いておくと、そんなに遠くないうちに発表できると思っているーーなお題名について某有名ゲームとはなんの関係もなく、適当につけてある。内容は「マリエ」という女性とともに星の降る丘で過去を回想する形式の抒情的なもの。

雨は抒情的だが、それはあくまで身の安全が確保されたときにのみ感じられる贅沢な感情ともいえる。いきるのに精一杯で、抒情的なものなどに向ける余裕がないひともたくさんいると思う。もっともつらいとき、自分を救ったり励ましたりしてくれたのはわたしにとっては一部の小説や詩だったが、だれにとっても同じではないだろう。読者には、第三者がいっているものではなく、自分がもっともこころ動かされるものを大事にしてほしい。