2017-07-17

興味のもてないもの

異様に湿度が高く、暑い。どんな人間も書いている以上はその原稿を形にしなければならない、ということで、わたしもふたつほど現在推敲の作業をしており、そのうちのひとつがようやく著者校の段階。形にするのは難しいが、暑さや社会の無関心というものと黙々とたたかってゆきたいと思っている。なぜなら書いているものは誰でもそうしているからであって、わたしが尊敬する作家たちがそうしているからであって、わたしもそうする。

ひとはおもしろくないものに関心を持てない。それは仕方のないことであって、きわめて個人的な主題に基づく関心事が他人にとって興味を持ちにくい内容なのは当然のことである。それを無理に読者に興味をもってもらおうと工夫すればさまざまな軋みが産まれ、結果として表現の強度は不可逆的に劣化する。それを防ぐためにはいっさいの説明や解説を排除したわけのわからないものをわけのわからないまま提示しなければならない。そしてそうした表現は一部の人間だけがよむ雑誌や本ではなく日本語を解するすべての人間が参加できるフラットな場に向けて開かれていなければならないということを思っていて、それを実践してきている。

基本的にわたしが書いているものはそのすべてをTumblrに一部引用しているので、それを読むとわたしがどんなものを書いているのか経済的な負担なくご理解いただけるのではないかと思っている。そちらも合わせてみていただけると幸いだ。それはともあれ、三ヶ月書き続けてきた長編がようやく終盤にさしかかっていて、これをがんばって形にしてゆきたい。題名はまだ決めていないが。